突然ですが、みなさんはメディアの報道に対してどのように向き合っていますか?
インフルエンサーの言っていることを鵜呑みにしていませんか?
様々な発言や行動は見えない前提や背景の中で展開されています。「思い込み」をしたまま判断をすると思わぬ事故に繋がりかねません。
この「思い込み」を解説してくれるのが、「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 [ ハンス・ロスリング ]」になります。
この記事では「FACT FULLNESS」を実際に読んでみてのレビュー・要約記事になります。
すけ
しかし、会社の同僚が全然違う部分が重要と書評していました。
「人の感じ方は違う」ので大事なポイントは人それぞれ違って見えると思ったためこの本を手に取りました。
この記事で概要を掴んだあと、ぜひ皆さんもお手にとっていただくことをオススメします。
社会人生活を送る中で「仕事の質が変わる」内容でした。
仕事のできる人になるための読むべき本まとめでも紹介しています。
目次
FACT FULLNESS(ファクトフルネス)要約&レビュー
FACT FULLNESS(ファクトフルネス)の概要
まずは、今の世界に関する13個の質問が3択形式で紹介されます。
この質問に答えた人たちの正答率は「チンパンジーの正答率33.3%以下※」になっています。※チンパンジーは3択問題をランダムに答えるため、3分の1で当たるという意味で33.3%の正答率
ではなぜチンパンジーよりも低い正答率になっているのか。この理由は「人間に備わっている10個の思い込み」が邪魔をして正しくない答えを導き出しているからです。
この10個の思い込みの解説と、これらの思い込みに向き合って正しい行動をするためにどうすればいいかを一緒に考えていく本になります。
FACT FULLNESS(ファクトフルネス)全体の要約:10個の思い込みとは何か
この10個の思い込みは以下になります。
- 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
- ネガティブ本能 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
- 直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
- 恐怖本能 「危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう」という思い込み
- 過大視本能 「目の前の数字が一番重要だ」という思い込み
- パターン化本能 「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
- 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
- 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
- 犯人捜し本能 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み
- 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 [ ハンス・ロスリング ] より抜粋
これらの10個の思い込みは誰にでも起こるものだと感じました。
FACT FULLNESS(ファクトフルネス)で、気になるポイントを紹介
リベ大 両学長もFACT FULLNESSが大事と話す理由
8.単純化本能は、あなたが肩入れしている考え方が全て正しいと思ってしまうという思い込みです。
リベ大の両学長が、ライブ配信で受け付けている質問に対し得て、「前提」が分からないから質問に答えられないとよく言っていますね。
前提によって答えが変わるためです。
インフルエンサーの言っていることが正しいと鵜呑みにするのではなく、前提や背景が何かを見た上で自分の意見を持つようにしましょう。
前提の大切さは別記事で紹介しているので興味のある方はこちらをご覧ください。
【グロービス】クリティカル・シンキングを学ぶ効果|顧客のクレームは宝の山か(体験談)中田敦彦のYoutube大学でのFACT FULLNESS(ファクトフルネス)解説動画
「中田敦彦のYoutube大学」で紹介されたこちらですが、ぜひ概要を知る程度に抑えてください。
理由は、単純化本能が邪魔をしているからです。この本を読めばより詳しく分かると思います。
ぜひ、この本の読者の感じ方と自身の感じ方を比べてみてください。
FACT FULLNESS(ファクトフルネス)のその他重要な要約&レビュー
この記事ではあえて、詳細な部分は割愛しますが、以下のツイートは僕が読んでいて気になった点・大事だなと思った点をまとめています。
10個の本能に対して、自分のツッコミを入れているのでどんな内容が書かれているか掴めると思いますので、購入前に目を通していければと思います。
まとめ
この本を読むことで、仕事に限らずプライベートや社会で起きていることに対して冷静に対応することが出来るようになると思います。
データから未来を予測することは大変ですが、データから現在の状況をベースに考えることで、間違いの少ない選択肢を選ぶことにつながると思います。
ぜひ、データを大切にする人生を送っていきましょう!