「マネジャーの最も大切な仕事」の要約・書評記事です。
この本を読んで自分なりに重要と思った箇所の要約と書評やこの本のおすすめ読者層をまとめていきます。
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目次
「マネジャーの最も大切な仕事」について要約
マネジャーの仕事とは何でしょうか。
人の管理、人のモチベーション管理、タスク管理。
様々な仕事がある中で、重要なポイントは、大小含め複数人のメンバーを動かしていることです。
チームで仕事を円滑に進めるためには、人が気持ちよくやりがいや向上心を持つ必要があります。
これをするために重要な仕事の1つが「進捗の管理」です。
この本の要約をしていくので、参考になると幸いです。
「インナーワークライフ」の要約
まず、仕事をする上で、人がどのような仕組みで動いているかを解説します。
インナー:内にあるもの
ワーク:仕事、仕事場
ライフ:生活・人生
人は生活していくためには、仕事をする必要があり、人生の大部分を仕事とともに過ごしています。
その中で、仕事場において、良いこと・悪いこと含めの感情を内に秘めた状態で生活をしています。
このインナーワークライフによって、仕事の生産性ややりがい、向上心が左右されます。
インナーワークライフを構成する要素は3つ
認識・感情・モチベーション。
人は、仕事場で見えた・聞いた情報から状況を認識し、それにより良い・悪い感情を持つことで、モチベーションが上がり・下がりします。
いかにして、良い方向に向けるかが重要なポイントです。
このインナーワークライフを良い方向へ導くのが、マネージャーの仕事です。
「進捗の管理」の要約
モチベーション管理がマネージャーの仕事。と思っている人もいるかもしれませんが、その考えを捨ててください。
自分に置き換えたときに、マネージャーが自分のモチベーションをあげてくれたことはありますでしょうか。
きっとないと思います。
マネージャーがやるべきことは、「モチベーションを下げる要因を排除すること」です。
人は、壁を乗り越えたときに、達成感を感じ、もっと頑張ろうとなるものです。
逆に壁にぶつかったりしたときに、モチベーションは下がりやすい。
このモチベーションを下げる要因を排除すること=「進捗を管理すること」がマネージャーの仕事です。
自主性を与え自由に進めてもらい、、進みが悪くなったとき、または障壁となりそうなことに対処する。
その人が、自分自身でタスクを完遂することを全力でサポートする。
これにより、人はモチベーションを高く維持したまま、次の仕事に取り掛かります。
この好循環を作ることで、個人・チームの士気はあがり、成果を出し続けるチームが出来上がっていく。
「触媒・栄養ファクター」の要約
進捗の管理以外にやるべき仕事は、その他にもあります。
触媒ファクターと栄養ファクターを理解し、メンバー・チームに取り込むことです。
触媒ファクターとは、仕事への直接的なサポート。
目標やリソース、時間、自主性など問題解決に関係するもの。
ゴール・目的がわからないまま、仕事をすると、何のためにやっているか分からなくなり、モチベーションは下がります。
そして、十分な時間がない中タスクをやると創造性は欠如し、自主性がなければ、やらされ感が増えていきます。
栄養ファクターとは、人間関係。
人への尊重、励まし、慰めなどのサポート。
チームで仕事をする以上、しっかりとメンバーを見てあげること。
手厚ければ良いという訳では無いが、見てくれている。サポートしてくれるという心理的な安心感を与えることが重要。
この2つも、モチベーションに瞬時に関係する要素であるため、理解しておくことが必要である。
「マネジャーの最も大切な仕事」の書評
メンバーがやるべきことにフォーカスしてもらえるように、阻害するものを排除する。
進捗の管理をすることで、人が高いパフォーマンスを維持し、チームとして高い士気を持ち続けることができる。
逆にこれができないと、簡単にチームは崩壊する怖さも理解することができると思います。
ここでは、書ききれていない重要なポイントは、Twitterでも発信しています。
興味が湧いた方はぜひご覧ください。
「マネジャーの最も大切な仕事」のおすすめ読者層
管理職・リーダーやマネージャを目指す人・マネージャに不満を持っている人
チームや組織の上に立つ人の役割はとても重要です。
しかし、何をやるべきかが分かっていないと、簡単にチーム・組織は壊れてしまいます。
仕事は人の力で動かすものである以上、メンバーに成果を出し続けるために何をやるべきかを知る必要があるでしょう。
また、マネージャに不満を持っている人も多数いるでしょう。
メンバーとしてマネージャーにどのように動いてもらいたいか。を言語化してくれているので、ぜひ読んでマネージャを動かしてみてください
まとめ
いかがでしたでしょうか。
チームを管理する人にとって、どう動くことが良いことなのか。
それを考えるきっかけになっていただけたら幸いです。
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