AWS SOA試験を受験し、残りあと少しで不合格となってしまったAWS初心者の不合格体験記です。
SAA・DVAと同じ試験対策・準備ではダメだった理由が「試験内容の刷新」でした。
2021年7月27日から「SOA-C02」と試験内容が刷新され、新しくラボ試験が追加されました。
ラボ試験対策はバッチリだったのですが、有料Web問題集の内容とかなり差があり、選択問題でコケてしまいました。
みなさんは1発で合格できるように少しでも参考になればと思います。
筆者の基本スペックは以下です。
- インフラに苦手意識のあるアプリケーションエンジニア
- AWSを普段の業務ではあまり使っていない
- 2021年11月 AWS SAA、 2021年1月 AWS DVAに合格
目次
AWS SOA(SysOpsアドミニストレータアソシエイト)とは
AWS SysOpsアドミニストレータアソシエイトとは「AWS上でのデプロイや管理、ワークロードの経験」を証明する試験です。
メインターゲットはシステム運用者で、1年以上のAWS実務経験がある人が対象です。
AWS SOA-C02試験概要
試験時間は180分で、選択問題とラボ試験合わせて65問出題されます。
コストは150USDで、テストセンターまたはオンラインで自宅でも受験可能です。
C-02の試験からラボ試験が新設されました。
AWS SOAの出題範囲(選択問題8割:ラボ試験2割)
AWS SOAの出題範囲は、AWSの運用者向けの試験に当たるため、ロギング・デプロイ・ネットワーク・コスト/パフォーマンス・セキュリティ/コンプライアンスなど多岐にあたります。
また、2021年7月からラボ試験が追加になったため、AWSコンソールを使ってサービス作成する問題がでているため、AWSサービスについても使いこなす必要あります。
AWS SOAの難易度・合格ライン
AWSアソシエイト試験の中で、最も難易度が高いです。
運用者レベルの問題のため出題範囲も広く、コンソールを使ったサービスも把握し実際に構築する必要があるためです。
合格ラインは1000点満点中720点。試験時間が190分と長丁場のため、体力・集中力が必要です。
AWS SOA 落ちた原因
あとで紹介する有料のWeb問題集を使い、選択式の問題の勉強をしていました。
AWS SAAとDVAでは、その問題集から6,7割は似たような問題が出ていたため合格点に届きました。
今回も同様に勉強し、最近の問題に対して3周テスト実施最終的には約9割の正答率で試験に臨みました。
しかし、結果は惨敗。類似問題が5割以下しかでなく、正解を稼げなかったことが原因でした。
AWS SOA勉強方法 |落ちたをなくすために
実際にSOAの受験対策としておすすめのサービスを紹介します。
AWS SOA勉強方法①:Web問題集で最新問題を学習
先でも述べたようにこちらは、SAA,DVAでもお世話になったWeb問題集です。
有料ではありますが、ベーシックプラン4,480円(税抜)、プロフェッショナルプラン5,480円(税抜)で90日間利用可能です。
参考 Web問題集で学習しようAWS Web問題集で学習しよう注意点は、問題の傾向を掴むことにとどめておくことが重要です!
SAA,DVAでは結構な数類似問題が出ていましたが、SOAは少しでした。
出題範囲のサービスについてしっかりと概要とベストプラクティス、設定方法などを理解しておく必要があります。
AWS SOA勉強方法②:AWS公式模擬試験を受験
AWSスキルビルダーに登録して、無料で公式の模擬試験を受験することが可能です。
何度も受験可能なので、試験に慣れる※意味でも触っておきたい内容です。
※ラボ試験対策はできないため注意
スキルビルダーの使い方については、「AWS公式模擬試験」無料受験方法の記事で紹介しています。
AWS SOA勉強方法③:BlackBelt(ブラックベルト)で最新のサービスを学習
AWS公式の参考文献ですね。PDF資料だけでなくYoutubeで解説もしてくれています。
サービスの詳細に渡り理解することが重要なので、理解が乏しいサービスについては見ることをおすすめします。
参考 サービス別資料AWSクラウドサービス活用資料集AWS SOAラボ試験勉強方法:AWS初心者用ハンズオンセミナー
こちらはラボ対策で重要なサービス連携について初心者向けに展開しているハンズオンです。
参考 ハンズオン資料WSクラウドサービス活用資料集無料で、実際に手を動かしながらAWSサービスの使い方を教えていただけるので、触ったことのないサービスがあれば1度は見ておきたい内容です。
1つの動画コンテンツを見るたびに、アンケート項目に答える必要があり少し面倒ですが必ず抑えておきたい内容です。
Udemyでの動画講義
有料動画にはなりますが、「Udemy」での動画学習もおすすめです。
試験対策はもちろん、実践的な内容の講義も多数掲載しているので、より業務に近い形でもサービスの理解を深めることが可能です。
AWS SOAラボ対策
試験の2割にあたる点数ですが、選択問題の過去問対策が現段階では厳しいため全問正答が望ましいです。
自身でコンソールを操作して、サービス連携の試験対策を行いましょう!
各サービス1つずつ必ず触ると合格に近づくと思います。
AWS SOA選択試験対策
Web問題集では過去問対策が厳しいため、SOAで出るサービスについて、しっかりと理解する必要があります。
BlackBeltでのサービス紹介や動画でのハンズオン、説明を駆使して勉強をしましょう。
AWS SOA試験にかかったトータル勉強時間
AWS SOA試験対策の勉強時間は、約35時間です。
・Web問題集 #60~#95 を3周
・初心者用ハンズオンを8個実施
SAAとDVAを受けた後のSOA受験なので、プラス何時間か加算される形になりますが、ご参考程度に。
AWS SOA試験|割引クーポンのバウチャー利用で安く受験しよう
今回紹介したように、SOAの試験は他のアソシエイト試験よりも相当難しくなっています。
受験する意識のハードルを下げるために、安く受験しましょう。
料金を安くして受験する方法はこちらからご覧ください。
AWS SOA資格試験のメリット
AWS SOAの資格試験を勉強することで、運用に関わるサービスを一通り触るきっかけになりました。
ラボ試験は実践的な試験であり、この資格があれば「AWSを問題なく触れる」という評価がつきます。
AWSはコンソールを使って触らないと理解が深まらないということも同時に分かりました。
業務でなかなか触る機会がない人は、個人メールでアカウントを作り、ハンズオンでさわることをオススメします。
AWS勉強のメリットについて以下の記事で紹介しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
AWS認定資格のアソシエイトレベルでは圧倒的に難しかったです。
ラボ試験でコンソールを使ったサービス設計もあり、より実践的な理解が求められています。
ですが、しっかりとサービスの理解と対策をしていけば合格できるはず。僕も次回試験予定はまだ未定ですが、あきらめず準備を進めていきたいと思います。
アソシエイト3試験を受けて全体の難易度や勉強した結果得られたメリットなどを「AWSアソシエイト|3試験に挑戦体験談」も興味のある方はぜひご覧ください。