DevOpsとは何か。
私も、急遽DevOps担当を言い渡されDevOps推進を始めて1年が経ちました。
DevOpsって結局何をすればよいかわからないという方におすすめ書籍を紹介していきます。
目次
DevOpsとは
DevOpsとは、簡単に言うと開発(Developer)と運用(Operation)を高速に回してビジネスに貢献していこうとする取り組みです。
今までのよくある開発会社では、開発と運用は組織的に分かれていました。
開発チームは、システム開発をする人
運用チームは、システムを運用する人
この組織、チーム構成で成り立っていたのですが、昨今のビジネスのスピードに太刀打ちできないようになってきました。
その大きな要因は、「現行システムの運用を安全に行うこと」と「新しい機能を早くリリースしたい」という目標がビジネスサイドと開発サイドで対立していることです。
これを打破するためにDevOpsの推進が必要になります。
DevOpsは、開発と運用が1つのチームとなり安全にかつ、スピーディに価値提供が求められ、それを遂行するために必要とされています。
DevOpsの始め方
DevOpsを始めるために必要なことはたくさんあります。
- DevOpsの理解
- DevOpsがなぜ必要か
- チーム、プロジェクトの課題の把握
- プロダクトのリリースを早めるために必要なこと
- ボトルネックになっていること
- DevOpsの推進
- CI/CDの導入
- モニタリング強化
- DevOps文化の醸成
- ステークホルダ含めたプロダクトに関わるすべての人の理解
やることはなんとなくわかったけど、始め方がわからないという方におすすめの書籍を紹介します。
DevOpsに関するおすすめ書籍
DevOpsの推進を1年やってきた中で、DevOpsに関する良書と出会いました。
おすすめの書籍3つを紹介していきます。
The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて
DevOpsをやるのであれば、抑えておきたい1冊です。
私のDevOpsチームでは、この書籍で輪読会を実施しました。
DevOpsとしてやるべきことをチームで話し合い、理解を深めながら実践できるようになりました。
- DevOpsとは何か全容が理解できる
- システム開発のフェーズ(リリース前、リリース後)ごとにやるべきことが分かる
- セキュリティやコンプライアンスなどもカバーし組織全体の底上げ方法も具体的に分かる
システム運用アンチパターン
DevOpsで様々なサービスやシステムを導入する際に、合わせて知っておきたいのがアンチパターンです。
探り探りDevOpsの導入・実践をしていく中で見つけた書籍です。
過剰な通知による疲労「アラート疲れ」というアンチパターンを見事に踏んでしまったのですが、もっと早く出会いたかったのが本音です。笑
- システム運用における11パターンのアンチパターンを理解できる
- アンチパターンに陥らないための解決策をしることができる
- 開発チームと運用チームでの協業についても言及されている
The DevOps 逆転だ!究極の継続的デリバリー
DevOpsを紹介するための小説です。
リリース時の逼迫した状態や、属人化されたシステム、事業部との関わり方などシステム会社あるあるなども盛り込まれており、読み物としても非常に面白いです。
DevOpsを浸透させるには、ビジネスサイドにもDevOpsを理解して貰う必要があるため、プロダクトに関わる方にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
- ビジネスサイドと開発サイド両方の立場が分かる
- ビジネスを早く回したい。システムを安全に運用したい。
- お互いの主張を叶えるためにDevOpsを導入することの大切さが分かる
- DevOpsとは何かを物語と一緒に説明してくれるため理解しやすい
まとめ
いかがでしたでしょうか。
DevOpsについて理解を深めるおすすめの書籍です。
DevOpsに関わる方に、少しでも参考になり、より良いシステム開発に進んでいくことを願っております。