「心理的安全性のつくりかた」の要約・書評記事です。
この本を読んで自分なりに重要と思った箇所の要約と書評やこの本のおすすめ読者層をまとめていきます。
この本面白そう!と感じ、ぜひこの本を手にとっていただけると幸いです。
実際に読んでみて、社会人生活を送る中で「仕事の質が変わる」内容が多くありました。
仕事のできる人になるための読むべき本まとめでも紹介しています。
この本面白そう!と感じ、ぜひこの本を手にとっていただけると幸いです。
目次
「心理的安全性のつくりかた」について要約
「チームの心理的安全性」の要約
チームの心理的安全な状態とは何かを考えていきます。
あなた自身が日常の中で、「話しやすい空間や瞬間」「話しづらい空間や瞬間」を想像してみてください。
それぞれどのような状態か、なんとなくでも思いついたかと思います。
学校の授業でも、難しい問題に対して答えるのに億劫になってしまう。ということはよくあることではないでしょうか。
チームとして、「話しやすい空間・瞬間」を作るために、それはリスクを感じさせない=失敗しても良い。という空間を作る重要性がわかります。
失敗を恐れずに発言することで、その発言が発端で新たな議論が生まれ「学習するチーム」が生まれます。
「リーダーシップとしての心理的安全性」の要約
あなたの会社やチームには、「関係性やカルチャー」があります。「謎ルール」これに直面した人は数多くいるのではないでしょうか。
新参者にとって、「関係性やカルチャー」を変化させるには相当の労力が必要になります。
ここで重要になるのが「4種類のリーダーシップを使い分けること」です。
■トランザクショナル・リーダシップ
■トランスフォーメーショナル・リーダーシップ
■サーヴァント・リーダーシップ
■オーセンティック・リーダーシップ
4種類のリーダーシップが存在し、これが良い1番というものではなく、状況に応じて使い分ける必要があります。
どの場面で、どのリーダーシップが有効かを学ぶことが出来ます。
「行動分析でつくる心理的安全性」の要約
リーダーシップの重要性について理解が深まったことで、リーダーであるあなたが、どのように人を動かすかを考えます。
重要なのは、心ではなく「行動」にフォーカスすることで、人を動かすこと。
行動分析をして人を動かす方法を学びます。
人が行動して繰り返し行動するには、次のステップを踏みます。
この例はとてもシンプルですが、手順2:リモコンをつける。に失敗したらどのような行動をとるか考えてみてください。
失敗 → 寒い。リモコンの電池を変える。→ 失敗 → 寒い。 失敗 → エアコン直接ボタンを押す。
この最後の行動も失敗したら、人はエアコンで暖をとることをあきらめるでしょう。これが、悪い例です。
仕事にも置き換えられます。何か作業しても、褒められることもせず何も良い見返りがなければ、人は諦めてしまうのです。
ぜひ、良い行動を繰り返し行うみかえりを考えてみましょう!
すけ
これを「きっかけ・行動・みかえり」というフレームワークで言語化できることに驚きました。
この本での最重要ポイントだと感じています。
「言葉で高める心理的安全性」の要約
行動分析から自分が何をすべきかは理解した。次に必要になるのが「言葉」です。
人を動かすには「言葉」が重要になります。言葉が「きっかけ」となり行動に繋がります。
つまり、行動分析に言葉をアドオンすることで、心理的安全性を作りながら学習するチームに育てていくことが可能になります。
この方法論について学んでいきます。
「心理的安全性導入アイデア集」の要約
最後の章では、心理的安全性を導入するアイデアを紹介していきます。
例えば「感謝をする」ことで、ぐっと心理的安全性を高めます。ただ「ありがとう」というのでなく、具体性をプラスして褒めることを目指しましょう。
「さっきの会議での、あのタイミングでの発言でやることが明確になったね!助かったよありがとう!」
感謝された後輩は、きっと勇気を持って言った発言が、人を助けたという喜び(=良いみかえり)に変わり、次回の会議でも助けてくれるでしょう。
このようなTipsがたくさん紹介されています。
「心理的安全性のつくりかた」の書評
心理的安全性とは、「ゆるい・ぬるい」空間ではなく、お互いの意見を素直に出し合い、良いものへ昇華させる学習するチーム。というのにとても納得しました。
疑問や不安点をぶつけることで、チーム全体が良い方向に向かうために話し合いチーム力が上がっていくことを容易に想像することが出来ました。
また、チームに関する書籍はたくさん読んできましたが、「行動を変える」部分について、具体的な方法論が紹介されていてすぐに実践できるのでとてもタメになりました。
「明日からできること」がたくさん詰め込まれていて、ワクワクする本でした!
すけ
「心理的安全性のつくりかた」のおすすめ読者層
チームで働く人・メンバーを育てるのに苦労している人
人を行動する方法論は、メンバー育成において非常に有効だと感じました。
後輩に限らず、先輩を動かすことも可能です!リーダーは立場・ポジションであるだけで、誰でもリーダシップを取ることは可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。要約記事のため割愛した部分が多いですが、少しでも心理的安全性をつくりかたが分かっていただけたら幸いです。
書籍で更に深く理解することができるので、ぜひお手にとってご覧ください。
また、この書籍は「チームに関するおすすめ書籍」の記事でも紹介しています。
チームマネジメントで感じる不安を少しでも和らげられたら幸いです。
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