仕事をしている中で、様々なストレスを感じることが思います。
会社全体・部内・チームを動かすことは大変で、人間関係にも悩む人が多いのでは?
みなさんの身の回りでは、実際どのようなことが起きていますか?
- 管理側と現場での温度差があり施策がイマイチ
- 変化を嫌う人が大勢のため何も進まない
- やってみたはいいけど、結局元通り
働きやすくするため試行錯誤の結果、何も進んでいないという人が多いのではないでしょうか。
では、なぜ進まないのか。
「自分自身が変わることも難しい」のに、「人を変化させるのはそれ以上に難しい」からです。
やってもやっても良い方向に進まず、ストレスを感じて嫌になっている方も多いハズ。
まずは、仕事をするときに脳がどのように反応するのかを理解することから始めましょう。
今回紹介する本は「最高の脳で働く方法 Your Brain at Work」です。
こんな人に読んで欲しい1冊です。
- マルチタスクをしているけど、時間が足りなくて捌けない
- チームメンバーと上手くいっていない
- 人を管理するようになったがどうしていくべきか悩んでいる
脳の仕組みを理解して楽しく仕事ができるように工夫していきましょう!
社会人生活を送る中で「仕事の質が変わる」内容が多くありました。
仕事のできる人になるための読むべき本まとめでも紹介しています。
目次
「最高の脳で働く方法」要約・レビュー
「最高の脳で働く方法」の本の構成
この本は、以下の構成で話が展開されます。
- Before 物語
- Before 物語の中で起きた脳の仕組みを解説
- After 物語(脳の仕組みを理解した上での対処法)
- まとめ
仕事や家族との時間の中で、実際に発生しそうな事柄が描かれます。
その物語に対して脳の中で何が起きたのかを解説します。
同じシチュエーションでも、脳の仕組みを理解していたらどのような対処をして上手く切り抜けるられたかが描かれます。
「最高の脳で働く方法」の各章の要約と経験談
第1章 「問題と解決」の要約
まずは、脳がどのように働いているかを劇場に例えて説明してくれています。
タスクをこなす=シーンに合わせて必要な劇団員を劇場にあげます。
脳が疲れる原因や複数のことを同時にこなすことに非効率さなどを、脳科学を基に解説してくれています。
この章では以下のことが分かってきます。(一部抜粋)
- マルチタスクをすると脳が疲れていく
- シーンごとに今いる劇団員を下ろす / 次のシーンの劇団員をあげるため脳活動多発
- 優先順位を付けて、脳が元気なうちに優先順位の高いタスクをこなすべき
- シーンごとに今いる劇団員を下ろす / 次のシーンの劇団員をあげるため脳活動多発
- 同時にタスクをこなすことはできない
- 初めていく場所に、会話しながら行こうとするとその会話の内容は頭に入ってこない
- 別の意識があると脳が集中できない
- 1つのタスクに集中できる状況を作り出す必要がある
第2章 「プレッシャー下でも冷静を保つ」の要約
第1章では、タスクをこなす際の脳の動きを理解することができた。
しかし、過去のトラウマや緊張する場面では、うまく動けない場合がある。
どのように対処すればよいかが分かってきます。
- 自分が置かれている状況をあえて簡単な言葉で表す
- 言い表すことで精神が安定し、好パフォーマンスにつながる
- 自分が経験したことのない未知なタスクを行うときパフォーマンスが低下する
- これは「脳のせい」だと言い聞かせ、メンタルパフォーマンスが下がらないようにする
- 期待を高めすぎると、期待以下の場合ストレスがたまりパフォーマンスが低下する
- 期待をしすぎないことも時には重要
第3章 「他者と協力する」の要約
仕事をする上で、他者との協力はかかせない。
他者と気持ちよく仕事をするにはどのようにすればよいか解説してくれている。
人は無意識的に相手を敵か味方かを判別するそうです。あなたは敵と思われていないですか?
- 初対面の方とあうときは、敵と認識されやすい
- 敵を味方に変えるには共通項を探し出し、親しみやすさを演出する
- 公平・公正でないだと感じると、人は協力したくなくなってしまう
- 誠実に人と付き合うことが求められる
- 不正が罰せられないままにしておかない
- 人は自分のステータスが脅かされると、そのステータスを守る行動にでる
- 相手のステータスを上げる / 自分のステータスを下げる 行動をすることで建設的な話が可能に
第4章 「変化を促す」の要約
あなたがチームのリーダーであったとき、相手に脅威と思われていないですか?
4章では、人を変化させるために最低限やらないといけないことは何かが書かれています。
- フィードバックと聞くと人は脅威を感じることが多い
- マイナスなイメージを無くすことが非常に重要
- 相手に解決策を提示することは意味がない
- 問題が何かを相手に気づかせることが重要
- 解決策を自ら見つけ出す手がかりを与えることが重要
- 相手に変化してもらいたいときは、情動の変化に気をつける
- 「あなたを変えようとしているよ」となってはダメ
- 心理的安全性・問題 / 解決策を内省・目標を何度も繰り返し設定させる
「最高の脳で働く方法」を読んで考えたストレス軽減法(経験談)
この本の中で、チームメンバーを味方として見なければいけない理由。敵とみなしてはいけない理由が書かれています。
人は敵か味方を判別する。
出身が一緒・趣味が一緒など、人とのつながりを感じると味方と感じるようになる。
敵とみなすと何がいけないのか
①相手の言っていることを素直に聞けなくなる。②積極的に話をしなくなるため、情報が共有されなくなる。
これにより①建設的な話ができなくなり、②チームの中で情報が広まらず、余計なコストや属人化するなどチームのレベルがあがらない。などの良くない作用が生じる
上記のように、チームメンバーを味方と捉えることでチームのレベルがあがることが想像できたのではないでしょうか。
しかし、全員がやる気に満ち溢れていて、この人たち全員とうまくやっている!ということは稀ではないでしょうか。
でも、敵とみなしたらチームとしてのレベルはあがっていかない。
この葛藤の末に僕が導き出した答えは以下です。
1度敵とみなしてしまった人は、味方と言いたくない。
だったら敵ではなく、味方でもなく、モノとして捉えよう。
モノとして捉えることで、機械的に接することができ、チームとして必要な情報共有や相談事などを聞けるようになりました。
モノと捉えたことで「敵と話したくない」がなくなり「チームのために今自分ができることは何か」を自然と考えられるようになったのだと思います。
やりづらい人がチームにいたら是非試してみてください!
すけ
この本のおかげでメンタルコントロールが上手くなり、ストレスを減らしながら仕事ができるようになりました。
「最高の脳で働く方法」の中で要約・概要をもっと知りたい方へ
僕のTwitterで恐縮ですが、読みすすめている中で「確かに!」「使ってみよう!」と思ったことをスレッドでまとめているので、興味のある方は覗いてみてください。
まとめ
「最高の脳で働く仕組み」いかがでしたでしょうか。
かなりボリュームがある本ではありますが、物語も含まれているのでとても読みやすい1冊になっています。
この記事では紹介しきれないほどの、Tipsがこの本にはまだまだたくさんあります。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
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